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紅葉狩り2012【滋賀のデザイン会社:スタッフ日記11.26】

週明けの今日は「年末ジャンボ宝くじ」の販売日なんですね。
1等と前後賞合わせて史上最高額の6億円が当たる、夢買いますか?
私は毎年10枚だけ買ってます。10枚だけではダメかもしれないんですが、小さな楽しみです。

お天気は全国的に雨となりました。3連休の初日はちょっと崩れましたが、
あとはいいお天気でしたね。紅葉は見に行かれましたか?

滋賀県内にも紅葉の名所は多いんですが、今年はまだ行ったことのなかった「教林坊」
というお寺に行ってきました。近江八幡市安土町石寺という集落にひっそりたたずんでいますが、
聖徳太子によって創建され、寺名の「教林」は太子が林の中で教えを説かれたことに
由来する歴史あるお寺です。入り口はかくれ里への誘いという感じの雰囲気、ワクワクします。
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しばらく行くときれいな紅葉が出迎えてくれました。しばらくみとれて、また進むと書院があります。
江戸時代前期のヨシ葺きの貴重な建物です。この書院に面する庭園を歩いて周遊します。
小堀遠州作と伝えられ、枯れ滝•鶴•亀など巨石を用いて豪快に表現された
桃山様式を象徴する池泉庭園だそうで、紅葉が映えて何度「きれい〜」と言ったでしょうか。
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途中に本堂があります。ご本尊は聖徳太子自作の石仏で村娘の難産を助けたという言い伝えがあり、
子受け•安産の観音さまとして信仰されています。
また、どんな困難な願い事も二度詣でれば叶うという
「再度詣りの観音さま」としても信仰されています。

白洲正子(しらすまさこ1910年—1998年随筆家、夫は白洲次郎)さんが
昭和44年1月に来坊され、『芸術新潮』に連載の「かくれ里」で教林坊を紹介されました。
それによると、庭は古墳を利用してあるのだそうです。
べたですが自然を巧みに借景しているなあとは思いましたが、気がつきませんでした。
1周して書院の中へ入ります。中からの眺めは「掛軸庭園」と呼び、
自然を切りとって四季折々の山水掛軸に見立てられています。
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このお寺、昭和50年頃から無人となり、荒れてしまっていたそうです。
<荒れ寺復興物語より>庭園だけは地元の人たちによって手入れされていましたが、
建物はお化け寺とまでいわれる有様でした。
そんなお寺でしたが、同じ町内にあるお寺の若い青年が立ち上がり、
最初は自分だけの力で後々たくさんの人々の力で復興されたそうです。
その青年は現在このお寺の住職です。この物語にも感動したのでした。

「秋のライトアップもみじ祭り」が開催されています。ぜひお出かけください。
11月17日(土)〜12月9日(日)
ライトアップは17時半〜21時(20時半受付終了)
期間中、秘仏不動明王、特別寺宝「鬼の角、鬼の掛け軸」公開
11月1日〜12月15日(今年は16日)まで毎日拝観可。それ以外は土日祝のみ拝観可。
大人500円 小中学生200円 教林坊ホームページはこちら 
<滋賀のデザイン会社:心が洗われたスタッフN>