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夢の実現【滋賀のデザイン会社:スタッフ日記10.18】

先日、「MUSIC CHINA」(国際楽器展覧会/上海)展示ブース用大判プリントを
丸三ハシモトさんに納品させていただきましたが、10月11日〜14日の出展を
無事に終えられたとのご報告をいただきました。
展示ブース用大判プリントというのはブース壁のサイズに合わせた布地プリントで、
問題なく展示できたか、もそうですが、最近、日中関係が良くなかったので、
会場は文化人が集い、出入りチェックが厳しいとは言うものの道中などを心配していました。
無事に帰国されて安心しました。大判プリントの一部↓
夢の実現【滋賀のデザイン会社:スタッフ日記10.18】_d0182742_1423322.jpg

展示会の方も高評価と取引の問合せを多くあり、
特に台湾最大手の楽器店に納めることができる総代理店との取引がほぼ確定となったそうです。
メディアからの取材も受け、反応が楽しみですとも。すごいですね。よかったです。
展示ブース用大判プリントがどれほどの効果があったかは分かりませんが(^^;)
少しでもお役に立てているなら嬉しいです。

丸三ハシモトさんは(以前にもご紹介したことがありますが)長浜市木之本町の楽器糸の老舗です。
これまで日本の伝統楽器の「弦」を製作されてきましたが、
近年、中国の伝統楽器という新たな市場に挑戦されています。
今回の出展品目は弊社絹弦製造技術を活かした中国伝統楽器(古琴、二胡、中胡、中国琵琶)の
絹弦。昨年に続き二回目の出展ですが、今年は主に古琴をメインにPRされたそうです。

中国の伝統楽器は現在ほとんどスチール弦が使用されていますが、
伝統を重んじる方、こだわりを持つプロ級の古琴演奏家は今でも絹弦を使っているそうです。
古琴の絹弦は現在中国国内または海外でも製造者は少なく、
上級の演奏家たちは高品質のものを探しているのが現状だそうです。
そこでこの展示会に向け、最高レベルの古琴の弦を開発するために現在日本でも失われた技術を
用いるなど一年をかけて改良を重ねられました。
日本における研究家の先生方や中国で名の知れたる製作家など色々な方から意見を受け、
様々な試作を繰り返す中で、ようやく完成した自信の持てる古琴の絹弦のお披露目が
今回の展示会ということでした。

というわけで、その古琴のパッケージを企画・デザインさせてもらえるお話をいただきました。
ありがとうございます。
高品質の弦を包むということで、どんな感じにしようかと今から楽しみです。

報告の最後に「一人の無謀な挑戦が色々な方々の協力を受け、一つずつ前進し、
あともう少しで夢が現実のものとなりそうです。」とありました。
私たちから見ると少しも無謀にも見えず、確実に進んでおられるように見えますが、
これまでの苦労が偲ばれます。
その夢の実現に微力ながら協力できるご縁が嬉しく、大切にしたいと思います。

実は当社も新たな試みに挑戦中です。
これまでのやってきたグラフィックデザインを活かしたプロジェクトではありますが、
全く異なる企画&デザイン分野でもあり、クライアントや販売方法が全く違うこともあり、
右往左往&試行錯誤です。そんな中にあっての丸三ハシモトさんの言葉を心強く思いました。
カタチになりましたらお披露目させてください。
プロジェクトについて

タイムリーな今日の名言より:
あなたの夢は恐怖よりももっと現実的ですか?
自分の夢を手に入れるためには夢を恐怖よりリアルにすることです。

<滋賀のデザイン会社:夢見るスタッフN>